学園奉仕活動
「ちょっ、どういう――――」


「もう書いてあるからなぁ」


な、なにぃっ!?


そんなの書いた覚え―――

「ほれ」


じろさんは、奉仕活動部立ち上げ申請書とか書いた紙を目の前に掲げて見せる。


た、確かに俺の名前が書いてある・・・・・・・・


俺の筆跡で・・・・・・・



な、何故だ・・・・・・



そんな覚え全く無い・・・・・・


てか、最近、名前を書いた覚えなど・・・・・・



名前を書いた・・・・・・




名前を書いた・・・・・・・・?




いや、名前書いた!!確かにじろさんの前で書いた!


でも、白紙だったような・・・・・・・



「俺っちが、てめえに普通に頼むとおもうけぇ?」

悪そうな笑みを浮かべる、じろさん。


てか、普通に頼めよ。


「おいおい、まさか一昨日の―――――」


「そうでぇ」



くそっ、やっぱりかっ!


一昨日登校してきた時――まあ、今日と同じ様に遅刻したんだが――運悪く昇降口でじろさんに出会し、説教をされる羽目になり聞くこと数十分、説教もそろそろ終わりだろうと言う時に、じろさんが


「もう、自分の名前すら書けないくらいに馬鹿になったんじゃねえか?」


と言い出しやがったので、俺は


「じろさんじゃあるまいし、そこまで馬鹿じゃないですよ」

と、返してやった


そしたらじろさんは


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