レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「実保ちゃん、待って!」

玄関を出て少し走った後、実保ちゃんの姿が確認できた。


「未良?」

実保ちゃんはこちらを振り向いてくれた。


「ごめんなさい!」

「え?」

「実保ちゃんのこと、誤解しちゃって……っ。でも私、実保ちゃんのこと、信じたくて……。だって、実保ちゃんのこと、大好きなんだもん……!」

実保ちゃんは私にとって、いい理解者だから……。


「……私もごめんね。私も、未良のこと、大好きだから。ありがとう」

実保ちゃんの笑顔が街路灯によって、きれいに見えた。


やっぱり、実保ちゃん……大好きだよ。

ありがとう……。
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