レンアイ指導室~甘々な指導~【完】
「っ、本多君……っ」

私がしゃべり出すと、本多君の手が上下に動き出す。


「菅原、めちゃくちゃ肌がすべすべだな。……ちゃんとケアしてんだ?」

最後の言葉を耳元で言われ、息を吹きかけられる。

そのとき、私の身体が震える。


「……菅原」

耳から離れて、わずか数センチ先に本多君がいる。

そして、優しく呼ばれて。

体が金縛りにあったように、意思があっても動くことができない。


気づくと、頂上だ。

そう思った矢先、本多君の唇が重なった……。
< 48 / 216 >

この作品をシェア

pagetop