僕らのさいごの旅にでよう。【BL】


最期に触れていたかったのは、
他の誰でもなく、彼だった。

泣きながら拒絶して、
だけどそれは繋ぐ事へじゃ無かった。

最後の最後でちゃんと解って、
それだけで僕は幸せだった。



僕が生きている間には
叶いはしなかったけれど、
だけど最後に願った、
せめて彼に触れていたいと、
それは叶ったから。


そして今、
あの時描いた物とはちょっと違うけど、
僕らはさいごの旅をしている。

彼のさいごに叶える為に。


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