夜とコーヒー
夜とコーヒー


ある街には、秘密のお店がある……。


僕が経営するお店。


女性に人気なこのお店。

…来る理由は、オーナーが素敵だから、なんだって。



…でも、オーナーの僕は、ダメな奴。



“今夜が最後……?”

“また逢える……?”

…こんな問い掛けには、


“また、お逢いしましょう”


…なんて、形だけの言葉を添えるから。



…でも結局は、寂しいだけなんだ。



こんな僕を、変えてくれる誰かを、ずっと探してる。



…そのために開いたお店。



Night moon―――…



…お隣のコーヒーのお店と協力して、やってるんだ。



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