ピリオドと始まりの世界
「式神!」
―――――式神ちゃんが目を覚ました――――。
芽瑠のそのころ場を最後まで聞かずはしり此処まで来た。
「よかった・・・。本当に・・。」
「…迷惑掛けるかもしれないよ。もう使えないからだかもしれないよ」
「…」
「生活費が苦しいかもよ」
「…」
「お兄ちゃんが…」
「式神。」
言葉はそこで切られた。
お兄ちゃんが怒ってる。やっぱり・・・いらないよね。
「お前は、もういいんだよ。立派に働いた。お前は頑張った」
…え?お兄ちゃん何聞いてたの?私の話。
「次はおれだろ。信用しろよ」
「…ふぇ…」
涙かこぼれおちる。あの時とは違う涙。温かい。冷たくない。
額を流れ下に落ちる。
ポタッ。ポタッ。
笹目も泣いていた。
そっか。死ぬか生きる。軽い物なんかじゃないんだ
どうして死ねば。そんなことを考えたんだろう。
もっと前向きな考えが有ったはずなのに。
これからはこの地をピリオドの世界と呼ばずにこう呼ぼう。
始まりの世界。・・・そう。私の世界はまだまだこれから始まるのです。
~END~
