ピリオドと始まりの世界
「…少し…一人になりたい。」
おれは外に出た。
なんて情けないんだ。それしか言葉はない。
本当の兄妹じゃない事は知っていた。
でもそのあとの事は知らない。
なんで教えてくれなかったんだ、それも式神の考えか・・・。
あんな小さい頃からおれのことを考えて自分を見捨てて来たのか。
なんで…そんなことしてまで・・・。
「菖蒲!」
「…どうした」
「式神ちゃんがっ」
「え…」
~笹目の家~
「…大丈夫。しばらく安静にしてなさい」
「笹目。お兄ちゃんは」
「もう来るころよ」
「…迷惑掛けるからだなの?」
「…そうね」
「じゃあ安楽死って手もあったんじゃないの?考えは付いたでしょ。」
「…簡単にそんなものは使えない」
「…ひどいね。」
「貴方のためよ。」