マシュマロ

自分がなんで生まれたのか分からない……病室で人生の5分の3は過ごしてる。

なんの病気かは分からないけど…これだけ病室生活が長いんだ。
治る訳…ないよね…。

分かってて期待してたんだ…

考え事してたらハッとした…

「もう…来るよね」


--コンコン--

「はい」
弱々しい返事だった。

「俺だけど〜入っていい??」

「いいよ…」

「うっす!失礼しまっす!」

「こんばんは」
笑いながら言った相手は一応あたしの彼氏

相原香夜(アイハラ キョウヤ)

「やべーさみー」

あ…雪降ってるんだね…

「香チャン…」

「なに…?加奈絵」

「こっちきて」

「おう!」

走り寄ってきて…犬みたい…
「雪…降ってたの?」

頭の雪を静かに払った…
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