【完】新撰組と2人の少女
藤堂は走る……が見つからない
平(もう屯所帰ったのかな)
藤堂はがっかりしながら歩く
凛「……平助」
不意に凛の声が聞こえて藤堂は振り向く
そこに凛は立っていた
平「凛……」
凛平「ごめんッ!!」
2人は同時に謝る
凛平「!!!!」
顔を見合わせて笑う
凛「ごめん!!私、理由も聞かずに平助のこと、ひっぱたいちゃって……
でも、ね
私以外の女の人が平助に抱き着いてるって思ったら、堪えられなくて
あの人、可愛かったし、私より、ああいう人がいいのかなとか考えちゃって……」
藤堂はクスッと笑った
凛「!?何で笑う!?」
平「いや、ヤキモチだろ?俺、愛されてるなと思ってさ!!」
ニコッと笑う
凛「そ、そうだよ!!ヤキモチ!!悪い!?」
平「いーや?嬉しすぎる」
藤堂は、どうして抱き着かれたかを凛に話した