神崎探偵事務所へようこそ!!
――えっ、どうしよう…!!
こういう電話、今までは取っちゃダメって言われてたんだけど…
どうしよ、どうしよ…!!
焦りながら周りをキョロキョロしていると
「美優、電話でて。」
お母さんが資料に目を落としたまんま、鳴ってる電話を指差す。
「え…??」
お母さんの言ってる言葉が信じられなくて、本当にいいのかと首をかしげると
「ほら、さっさと電話に出な!
今のアンタは探偵見習いだろ!?」
フンっと鼻を鳴らして
お母さんはニヤリと微笑む。
「お母さん…!!」
「依頼者を待たすんじゃないよ、美優。
さっさと電話に出な。」
ウン!!
と頷いて
「はい、神崎探偵事務所です!」
受話器に向かって元気に答えると
「あの…ウチのエリザベスちゃんを探して欲しいんザマスっ!!」
受話器の向こうからは信じられないくらいの悲痛な声が聞こえてきた。