神崎探偵事務所へようこそ!!

ニコニコ笑いながら
エリザベスを抱っこした勅使河原さんの後をついていく、聖ちゃん



玄関を入り
長い廊下を通り抜け
リビングにたどり着くと



「はい、残りのお金40万円ザマス。」



勅使河原夫人は聖ちゃんに分厚い茶封筒を手渡す。



「ありがとうございます。
じゃあ少し確認させていただきますね。
その間にこの書類に目を通していただいて、ご理解いただけましたらサインとご捺印をよろしくお願いします。」



その札束を手早く数えながら
聖ちゃんは勅使河原夫人の目の前に
A3の書類を手渡す。





その書類に目を通すと


『依頼確認書』


と書かれている。





内容は業務の終了や、探偵の報酬、そしてかかった必要経費などが事細かに項目別に書かれている。





それらの項目に全てチェックを入れると、勅使河原夫人はサインをしてハンコを押す。





「38、39、40……
確かに残金40万、承りました。」





そして
札束を数え終わった聖ちゃんは
ニッコリと笑顔をふりまいて
トントンとお札を整える。




「このたびは我が神崎探偵事務所にご依頼いただき、まことにありがとうございました。また何かありましたらご連絡ください。」




立ち上がって
小さくお辞儀をすると、


聖ちゃんはこれでもか!!
の王子スマイルで
勅使河原婦人に微笑みかける。





「んまっ!んままっ!んままま~!!
とんでもないザマスぅ~!!
こちらこそ感謝しておりますザマス。
また…何かあったら…
オ・ネ・ガ・イするざますわね~っ!!」




その悩殺スマイルに


目があっという間に
ハートになった、勅使河原夫人



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