マイハニー
家に着き、玄関の鍵をカバンから出そうとしてたら
いきなりドアが開いてびっくりした。

「わっっ!」

お兄ちゃんがどっか出掛けようとしていた。


「何、オマエこんな時間にどうしたの?」

「ちょっとね」


突然のお兄ちゃんの出現に
面食らった岡田くんが慌てて言った。


「あ、俺、これで行くわ、部活あるし」

「うん、ありがとう」

「じゃ、また」

「また明日」


小走りで駆けていく岡田くんを見送った後、
一緒に家の中に入った。
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