優秀な専属執事と優しいお嬢様
それからしばらくしてから零人が階段から転落して意識が戻らないと連絡が入り病院へ行くと零人がいた。
「足を踏み外してしまいまして今までにない失態をしてしまい主人である柚香お嬢様に心配させてしまうとは軽い脳震盪と捻挫でした。
鍛え方が違いますから脳に障害があったら困りますから検査で入院ですがご心配をおかけして申し訳ございません」
『階段からってどれだけ丈夫なんだか足元が不安定なところを歩くときは注意しなきゃダメだっていうくせに本当に説得力ないね』
「ムチうちの一種ですから階段から落ちて執事を辞め何をやっていても失敗ばかりで私が本当は執事をやりたいのを隠した罰が当たりました。
屋敷を出て以来考えているのは柚香様はもう起きているかとか今あなたは笑っているか他の執事がいるんじゃないか私は勝手ですね。
そうして不安で睡眠不足もたたっていて階段から落ちてしまうなんて本当に私はいつだってあなたを守りたいとわかりました。
今更かもしれませんが別れてあなたの前から2ヶ月もたっていますが柚香様私の怪我が治ってからもう一度あなたの執事になっていいですか?」
『いいに決まっているから私零人さん以外の専属執事を雇うつもりないからはやく体を治して私の元に帰ってきてくれると嬉しいな』
二人には笑いあっていてそれを亮二が見ていてしばらくしてから室内に入りいつでも帰ってきていいというので安心していた零人だった。


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