優秀な専属執事と優しいお嬢様
しかし彼は大人しくなどするタイプではないため紅茶をいれるなどの室内のみの行動以外は制限されていて山中に何度か注意されていた。
「私が柚香様に正式に専属になったのはたしか小学校を卒業する前でしたからそれまでは山中さんが専属でしたから柚香様のご指名でした。
あの頃は私はまだ大学生でしたからはっきりいってあなたにいつでも一緒にいるわけではなかったので私を選んだと後でききました。
私は見習いだから当然失敗ばかりで山中さんに叱られることも多かったですがしっかり認められていると知って私はとても嬉しかったです。
今回だって私の勝手な振る舞いで柚香様を傷つけているのにあなたは私を許してくれましたから私はとてもあなたに仕えられてよかったです」
初めて聞く本音だが彼にも悩みがあったことをきいて嬉しくなっていたがあいかわらず大人しくしないので座って話している。


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