カンボジアのコト

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私が、国内外を問わず旅へ出ると、必ず行く所があります。
それは、スーパー!!
あい・らぶ・スーパー。
その土地のありのままが分かるとか、何か色々理由はつけられますが、
要は、あい・らぶ・スーパー。
身内へのお土産スーパー品!
今回、みんなでスーパーへ行きました。
スーパーで物色していると、
ガイドが、ちょっと来てください。と私を呼びに来ました。
何?
ガイドについて行くと、かわいらしい女の子が座っていました。
典型的なカンボジアの女の人というのかな。
たぶん20歳か、それ以下か…。
そんな感じの女の子。
「誰?」
「私が、日本語の先生をしていた時の教え子です。」
そう、このガイドは、日本語の先生だったのです。
意味の通じない日本語しか話せないのに、日本語の先生です。
最近、わりとエンドーの台詞を普通の言葉で書いていますが、
なんていうか、話が進まないので、普通の言葉で書いているだけです。
聞き取るのがとても大変です。時折、私はガイドの通訳になる、わけのわからない状況は続いています。
エンドーが女の子に、カンボジアの言葉で、私の事を説明しています。
ほう、会話しろ、褒めろというところか。
いいとこ見せたいんだな。こんにゃろ。
他の人では、エンドーの日本語が通じないため会話になりにくい。
女の子が「こんちは」とアラ●ちゃん的な挨拶をしてきました。
んちゃ。とか言わないだけましか?
そこをすかさず、ガイドが彼女の頬に指先を触れながら言う。
「夜は、こんばんはです。」
そこで、ほっぺたを触る意味はあるのか?
ちょっとだけ日本語で言葉をかわして、エンドーの株をあげるという役割を果たした私は、再びスーパーの品を物色にもどる。
アイスやジュース、お菓子を買い込んだ所で満足顔の私より、さらに満足顔のガイドと再
会。
良かったな。
ふと、気になった。
「生徒から質問が出たら、どうするの?」
エンドーは、ブーゲンビリアを指して、日本の桜とよく似ているでしょ。
雨ではない、白いものは、なんといいますか?
というようなレベルしかない。
「授業中に質問はさせません。終わってから質問受け付けます。」
分からないことは、時間が来たといって、次の授業にまわします。
私は、次の授業までに、調べます。
……そうか。
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