カンボジアのコト

能力無し

私は、空港へ行くとき、割とバスを利用する。
過去バスを使わなかったのは、1度だけ。
とてもスムーズだった。
カンボジア3度目の今回は、時間節約のため!と思い、バスは封印し、電車で向かうことにした。
ただ、新幹線に乗るお金は節約したかったので、特急に乗ることにした。
ざっと時間を計算し、出発の時間を計算する。
そして、予定とおり、特急にまで乗れた。
後は地下鉄のみ!
ところが、地下鉄に移動するまでに距離がある。
あれ?どこだここ。
それより、私の計算では、すでに空港についてる時間ですが?
飛行機が飛び立つまで、残り2時間…やばい。
迷っている場合でない!
駅員さんに聞こう!!
駅員さんは、丁寧に、エレベータのある場所を教えてくれた。
「キオスク見えますか?あの左手を直進してください。その次のお土産屋さんを右手にまわりこんだ所にエレベータがあります。」
「はーい。あっちですね、ありがとうございます!」
とお礼を言い、よく分からないけど、とりあえず、こっちねーと駅の中を大きなスーツケースをゴロゴロ押しながらダッシュする。
そして、私は、キオスクの右手をつっぱしっていた。
とても親切な駅員さんだったので、慌てて追いかけてきてくれた。
けれど、スーツケースのガラガラという音にまぎれて、駅員さんの声は聞こえない。
駅員さんが、私の前を立ち塞ぐようにしてやっと気づき、
私はスーツケースに急ブレーキをかけた。
そのまま駅員さんは、エレベータまで連れていってくれて、乗せてくれた。
えへへと笑いながら手を振って駅員さんと別れた。
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