カンボジアのコト

上下

だんだん楽しくなってきた。
外を走るバイクに目をやると、3人4人乗りがあたりまえ。
車の屋根にも人がいる。
ふぉぉぉおお\(゜□゜)/
……………暑い。
窓一つあけず密閉された空間。
その中の暑さといったら、なかった。
日本の暑さなんかへでもない。
「暑い暑い暑い暑い!!」
スーツケースをガタガタ揺らしながら、皆、日本語で騒ぐ。
運転手さんは、窓あけていいよ。とジェスチャーで言った。
窓を手動であけると、むわんと生暖かい風が入ってくる。
「暑い暑い暑い暑い暑い暑い!!クーラークーラクーラ!!」
再びスーツケースをガタガタ揺らしながら騒ぐ。
運転手さんは、ふぅーとため息をついて、エアコンに手を伸ばした。
私たちは運転手さんを日本語で褒め称え
窓をしめた入れた。
エアコンのスイッチが入った瞬間。
くさっ(゜Д゜)
かび臭いニオイが車内に充満した。
「臭い臭い臭い臭い臭い!!」
再び(以下略)
運転手さんは思ったはずだ。
「煩い日本人め…。」
エアコンを止め、窓をあけて車は快調に飛ばした。
あっあれ日本のだ。あっあっちも日本語だ♪
あ、日本語。
日本のものたくさんあるねぇ。
ホームシック発動。
ふぃぃぃい(´д`lll)
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