カンボジアのコト

象道

象が帰っていく方についていくと…道があった。
森の中に続いていく道。
「だいぶ時間がかかりますよ?」
サニイさんが言います。
「大丈夫です!!」
と意味不明な返事。
ともかく岩山を降りるのはイヤなのデス。
でもさぁ…よく考えたらさぁ…夕日が落ちてから森の中を歩くんだからさぁ…
真っ暗だよね…。
引き返せない位置まできて、辺りは真っ暗になり気づきました。
象さんは、意外にも歩くのが早く、もうすでに姿かたちありません。
途中物乞いに出会ったのですが、
私達が通ってすぐ、商売はこれまで…と思ったのか、
その場を離れたようで…いつの間にか追い抜かされ…。
右へ左へ曲がる森の中を本当に、きちんとした場所へ出れるのだろうか…という
不安が頭をよぎりはじめ、口に出せないでいた頃、下へ到着しました。
ちなみに、辺りが真っ暗なため、きちんとした所へ出れたのかどうか
不明ですが、とりあえず、車も来て、夕食会場へいけたのですから、
よしとしましょう…。
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