あたしはモデル。②(修正版)

事件の真実





犯人が殺してやりたいくらい憎かった。


警察が捕まえてくれないなら、私が捕まえてやると誓った。



なのに、いざ犯人が目の前に現れると、恐怖で動けない自分がいた。



「2年前、山本隼人を刺したのは俺だよ。」





だれか、だれか来て…!


叫びたくても、恐怖で声が出ない。


部屋から逃げようとドアの方へ走る




「…う…っ!」


「逃がさないよ?やっと捕まえたんだから。」



あと少しでドアノブに手が届くという時に、中村さんが私の背後から抱きついてきた。


首にしっかりと腕を回されていて、身動きが取れない。





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