あたしはモデル。②(修正版)




憎かった。


手に入らない桜が。


桜と笑い合ってた男が。


仕事に集中できなかった自分が。


俺より認められた山本隼人が。






「…じゃあね、桜ちゃん。

俺もすぐ後を追うよ」




「…やだ…っ拓夢、拓夢…!!」


届かない手を、必死に拓夢に伸ばした





「っ!やめろ!!桜…!」





ナイフを握る手にぐっと力が込められたその時










ガシャーーーーーンッ!!






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