あたしはモデル。②(修正版)


とはいえ会いたいときに会えるわけではない。



会いたいときに会えないのはつらいけど…

お互いに仕事もあるし、しかも拓夢は最近ドラマの主演に選ばれたらしく撮影などで忙しそうだ。




……恋愛物のドラマだったらどうしよう。





そんなことを考えながら、私は拓夢の住む家へと向かっていた。

桜の咲き誇った並木道を通り抜けた先にある、拓夢のマンション。





今日は、お互いにオフの日で、拓夢に会うのは3週間ぶりだった。



拓夢は最近引っ越したらしく、新しい部屋に行くのは初めてで少し緊張してきたけど…


早く、会いたいな。
自然と頬が緩んでいるのに気づいて慌てて引き締める。





やっと拓夢のマンションに着きエントランスに足を踏み入れた時に、急に携帯が鳴った。



「拓夢から…?」






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