Poison・Crusher!!
次の日も
その次の日も
岡田君は変わらず
どんくさい眼鏡と
ピシッと制服を着て
黒川たちの
輪の中心で俯いていた
岡田君は不意にちらっとこちらを見て
ウィンクをした
ボッ/////!!
顔が熱くなった
「どうしたの、波菜?」
「な、ん、でもないっ!!//」
ズカズカと教室を出た
完全
遊ばれてる
「あーもー…あん時、ケータイさえ忘れなきゃなぁ…」
あの日の自分を恨んだ
「どうしたんだ?金井」
後ろから聞こえる声に振り向いた
「風間…先生…」
相変わらず、キラキラとしたオーラを放っていた
「辛気くさい顔して…悩みか?」