碧眼の天姫―刀の後継者


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「見て下さい、母様!」


秋の渇いた風があたしと母様の髪を揺らす。


母様と同じ黒色の髪が好きだった…


だからかな……
自分の髪を見ると悲しくなる。


白に近い銀の髪、白銀の髪と黒い髪……


髪が変わるだけであたしは大分変わるらしい。


クラスの人には全然気付かれなかった。


あたしが生まれ変わった事…
これは天宮家の秘密……








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