碧眼の天姫―刀の後継者



「あたしは…鬼を滅する鬼になる」


宙に浮かび、天を背に刀を鞘から抜く。



「紅と碧の瞳…銀色に靡く髪…その羽衣を纏いてお前は何処へ向かう?」


氷鬼はあたしを冷たい瞳で見上げる。


あたしの向かう道…
そんなのとっくに決めてる。


あたしの持ち得る全ての力で全てを終わらせた時…


あたし自身も終わらせる。

「さぁ…?
あなたはそれを知る必要は無い。ここはあんたの死地だから」


刀を構え、氷鬼に斬りかかる。


―ガキンッ


「くっ…」


氷鬼は顔をしかめあたしの攻撃を氷の刃で受け止める。


そのまま互いに弾け飛んだ。



「鬼になった姫…か…」


氷鬼の言葉にあたしは笑う。






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