碧眼の天姫―刀の後継者

君と幸せのひと時



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あたしの怪我も完治して二週間。家には帰らずに千年のマンションに居候していた。


「千年…何してるの?」


朝早くから台所に立ちっぱの千年に声をかける。


「俺、さすがだなーと思って。ほら、見て」


千年が来い来いと手招きをする。


ピンクの…エプロン…

何故か女のあたしより似合う気がする。

複雑だな……笑


千年の傍へ行くとそこには…


「ケーキ…?」


綺麗に飾られたイチゴのホールのケーキがそこにある。


「俺が作った♪」

「えぇぇぇっ……」


プロ並だ……完璧すぎる。というか……









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