タカシ

私はこんどこそ本当に
諦めなきゃ
いけないと思った

男友達からもずっと
傷つくから諦めろ
ってやさしく言われてて
直も最近は
諦めた方がいいかも
って言うようになった

みんなに
かわいそうな目で
見られるのは
もうたくさんだった

そんな時
支えてくれた
優しいお兄さんは
タカシ

いつも付き合おうと
せまってくる
人だった。

私はついに
諦めることを
決意して
告白を受ける
ことにした。
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