お嬢様の秘密
とまぁ慌ただしい準備を終えて、6時半になった。


3時間も選んでいたのか....。


着せ替え人形のように着まわし着回され....。


正直これからの体力が心配...。


お店で途中で来たお母さんと別れ、30分ほど車を飛ばして学園の車庫に戻る。


「お嬢様。葵様がいらっしゃいました。」


おぉ~!


私、今ちょうど終わったところなんだよね!


「葵....?これ、どう??」


「....。ヤベェな....。」


「でしょ?高澤くん。私の目に狂いはある?」


「おみそれしました。」


なんで葵は固まったの??


で、夏菜と葵は何の話をしているの?


「葵...?」


「あ、あぁ。何でもねぇよ。外に馬車待たせてるから行くか。」


「うん...って馬車なの!?」


「そうだけど?ほら、行くぞ。」


葵が私の手を取り、迎えのところまで連れていってくれた。


「キャア!」


数歩歩いてコケるなんて………


なんたる失態。


「大丈夫か?ったく高い靴履くからだろ?シンデレラかよ。」


クスクスと笑っている。


だけど、すぐに私の手を取り起こしてくれた。


「大丈夫ですか?お姫様?」


ヤバイ....。


なんか顔が火照ってきたかも....。


でも、葵のキャラ違くない?


「大丈夫…っ痛!」


すぐに桜井が来た。


「これは....。右足を少し、捻挫されています。お嬢様の利き足は左足ですので多少は大丈夫だと思います。」


「うっ....。痛...。」


どうしよう...。


迎えの車...じゃなかった馬車はあと少しで着くのに....。


私はダランと葵にもたれかかる。

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