Rain 2
それからしばらくして夕方になった頃、笠井先生が病室に来た。
一応また何かあったらいけないし念のため検査しとこうとのことで、そのまま検査をしに行った。
軽い検査が終わって病室に戻る途中、聖夜のいるICUに行ってみた。
相変わらず聖夜はずっと寝たままだった。
何分…何十分かじっと見ていると、ちょっとだけ指が動いたように見えた。
『看護婦さん!動いた!指動いてた!早く中見てきて!早く!』
近くにいた看護婦さんにそう言うと、看護婦さんは慌てて中に入っていって聖夜に何か話しかけていた。
そうしたら、聖夜は目を開けて小さくうなずいた。
起きた…起きたんや…
聖夜…よかった…
あたしは急いでお父さんのところに行った。
『お父さん!聖夜が目覚ましてん!なぁ…お願いがあんねん、ちょっとだけICUの中に入らせて』
無理なお願いは承知だったけど、どうしても中に入りたかった。
それにお父さんは聖夜とあたしが別れたことを知らなかったし、彼女ならいいやろ!って必死で説得した。
一応また何かあったらいけないし念のため検査しとこうとのことで、そのまま検査をしに行った。
軽い検査が終わって病室に戻る途中、聖夜のいるICUに行ってみた。
相変わらず聖夜はずっと寝たままだった。
何分…何十分かじっと見ていると、ちょっとだけ指が動いたように見えた。
『看護婦さん!動いた!指動いてた!早く中見てきて!早く!』
近くにいた看護婦さんにそう言うと、看護婦さんは慌てて中に入っていって聖夜に何か話しかけていた。
そうしたら、聖夜は目を開けて小さくうなずいた。
起きた…起きたんや…
聖夜…よかった…
あたしは急いでお父さんのところに行った。
『お父さん!聖夜が目覚ましてん!なぁ…お願いがあんねん、ちょっとだけICUの中に入らせて』
無理なお願いは承知だったけど、どうしても中に入りたかった。
それにお父さんは聖夜とあたしが別れたことを知らなかったし、彼女ならいいやろ!って必死で説得した。