輝く星の下で

ひとときの安らぎ


「ここ、俺の部屋」

305<斎藤>

斎藤っていうんだ。
1日だけでもお世話になる人の名前だから、


ちゃんと覚えておこう。


斎藤 湊


今時、めずらしい他人にも優しい人。


部屋に入るとリビングにキッチン。
リビングに隣あって和室。

もう一つドアがあるのは、きっと湊の寝室だろう。



1人暮らしに2LDKは広いだろ…


「お前、和室で布団敷いて寝ろな。」

「うん。」

「じゃ、俺もう寝るから。」


そう言って湊は寝室に入っていった。



< 10 / 13 >

この作品をシェア

pagetop