恋のきせつかも。
その日は部活がなかったので、なんかちょっぴり悲しい気分だった。
靴に履き替えるときまた、紙。
『よければ一緒に帰りませんか?』
「よくないですよっ」
友達にばれますって。心の中でつっこんで、ごめんなさい、と返事を書いた。
あとはメールでちゃんと理由をお話しますっ、そう心で呟いて走り去った。
なんか心が痛んだ。悲しい気持ちだ。
本当にごめんなさーい
なんて叫びながら自転車をこぎまくった。