love life
しばらくしてから花が風呂から上がってきた。



さりげなく…



「花、携帯鳴ってたぞ♪」



よし。



かなりさりげねぇな。



「誰だろ?あっ、バイト先の人だ。」



普通に花は掛け直す。



バイト先の男かよ。



こんな時間にかけてくんじゃねぇよ!!



俺はパソコンに目を向けながら聞き耳をたてた。



「もしもし?さっき電話いただいたみたいで。」

「花ちゃん、明日のシフトなんだけどさ、休みだよね?」



花ちゃん!?



なれなれしいぞコラ!!



「休みですよ♪」

「俺さ、明日、9時からだったんだけど、代わってもらえないかな?」



明日は俺も休みだからムリだ。



「いいですよ。」



はぁ!?



「マジで!?土曜日なのに本当にごめんね!!その代わり、来週の金曜は花ちゃんの代わりに俺が出るから♪」

「わかりました♪」



すげぇショック…。



< 65 / 127 >

この作品をシェア

pagetop