ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
よくもまぁほんの数十分で、
これだけの量をこんなに
綺麗に仕上げるもんだ。

下手したらちゃんとした
夕食を作らせても、あたし
よりうまいかもしれない。


「さ、食べよ」


涼しい顔で食べ始める柚木
クンに続いて、あたしも
それを頂いた。

もちろん問題なくおいしい。


そして時間になると、
あたしが先に家を出る。


電車一本分の時間をずらして、
柚木クンが出かけて――


たどり着く先は、当然
同じだけど。



「……おはようございます」


出勤してきた柚木クンの
目には、細いフレームの眼鏡。


家では全然かけてないから、
最近ではこっちの方に違和感
覚えるようになってしまった。


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