ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
だけどそれでも、今の彼には
あたしは何度でも言いたい。

もう、やめるべきだって。


本当は柚木クンだって
とっくに気づいてるはずなんだ。
でも、諦めてしまってる。


だけどそれじゃあ……
ごまかし続けるだけじゃ
一生幸せにはなれないし、
何も手に入らない。


「キミが言ったのよ。
あたしのこと手に入れたいって。

あれは、嘘?」


絡んだ視線の先で、柚木クンが
ビクッと肩を震わせた。


動作のひとつひとつも、
あたしの知るすました
態度とは全く違う。

きっとこれが、今の
柚木クンの心。


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