ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
その瞬間、柚木クンは堪え
切れなくなったように、
プッと噴き出して大声で
笑い始める。


「アハハッ――たしかに、
違いないね」


そうしてひとしきり笑った
後、柚木クンは目尻を
拭いながら言った。


「いいよ、自分の部屋借りても。

でもきっと、毎晩美咲に
会いたくて、ほとんど
帰んないかもだけど」


「えっ? 何言って――…」


「だってそうでしょ。

わかってくれたんじゃないの。
オレがどれだけ、美咲の
こと本気で好きか」


「えっ? そ、それはっ……」


にわかに鼓動が速くなってきた。

ドギマギして、頬に
カーッと血がのぼる感覚。


_
< 421 / 469 >

この作品をシェア

pagetop