ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
とっつきにくいけど、
無害な後輩だと思ってたのに。
こんな――こんなヤツに、
あたしは――…!
「――もう二度と、こんな
ことしないで」
怒りで震える声で低く告げて、
あたしはブラウスのボタンを
掻き合わせ、ジャケットを着た。
自分の机に置いたバッグを
とり、柚木クンの顔も見ないで
ハンガーロックまで歩き、
コートを引っつかむ。
そしてそのまま一言も口を
きくことなく、オフィスを
飛び出した――…。
☆☆☆☆☆
_
無害な後輩だと思ってたのに。
こんな――こんなヤツに、
あたしは――…!
「――もう二度と、こんな
ことしないで」
怒りで震える声で低く告げて、
あたしはブラウスのボタンを
掻き合わせ、ジャケットを着た。
自分の机に置いたバッグを
とり、柚木クンの顔も見ないで
ハンガーロックまで歩き、
コートを引っつかむ。
そしてそのまま一言も口を
きくことなく、オフィスを
飛び出した――…。
☆☆☆☆☆
_