ギミック・ラブ ~年下小悪魔の上手な飼い方~《完》
改めて胸の内で繰り返して、
あたしは気分を変えるように
明るい声を出した。


「それよりさ。今日もまた、
飲みに行こうよ」


「え、今日? 

んー…給料日前だし、
安いとこならいいけど」


「いいよ、どこでも。
んじゃ決定ね」


なかば強引に押し切って
奈々にウンと言わせると、
止まってた食事を再開する。


食べ終わってしばらく雑談
して、それから店を出た。


会社のあるビルのエントランス
まで来たところで、バッグの
中で携帯が鳴り、あたしは
立ち止まる。


「あ……拓巳だ」


「ん? メール?」


_
< 87 / 469 >

この作品をシェア

pagetop