執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「朝食を運んで参りますので、お待ちください…」



「待って!斗希」



踵を返そうとする斗希の燕尾服の裾をギュッと握った。




「…お嬢様?」



斗希は私の方に振り返った。



「抱いて、キスして…斗希」



「承知しました…」


斗希は身体を屈めて、私の顔にそっと顔を近付けてくる。



鼻腔を掠める爽やかな香り。


私の全身は斗希の放つ匂いに包まれた。











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