執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「今日は私の誕生日なの…。サイテーの日にしないで」



「だから、俺は…春華のコトは忘れる…」


「永遠の愛を誓ったのに、どうして忘れるなの?」



「今すぐ、忘れるから。俺を一人にするな!」



俺はユメの背中を抱き竦めた。



春華とは違う体温を感じてないと…


俺は本当に壊れてしまうーーー・・・


「離して!」



渾身の力でユメは俺の身体から離れた。



「さようなら・・・斗希」



「お前も仕える男じゃあ~ダメってコトか!?」


俺は行き場のない怒りをベンチにぶつけた。










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