執事の恋人~召しませ。お嬢様~
ユメはベンチから立ち上がった。



「・・・斗希はホンキで私と永遠の愛を誓う気ないんでしょ?」



「えっ!?」



「・・・私…春華さんの代わりはこれ以上、無理だわ」



「ユメ??」



俺もベンチを立って、ユメの背中を追った。




「待ってくれ!俺のコト、スキじゃあなかったのか?」



ユメに去られたら、俺はーーー・・・



壊れかけの玩具のような俺は必死にユメにすがった。


「お前がいなきゃ~。俺は・・・」







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