執事の恋人~召しませ。お嬢様~

~春華side~

学校は夏休み。


私は朝から、斗希の兄、遊希さんに、行儀作法を教えてもらっていた。


「お嬢様…違います!」


斗希はアバウトだけど、遊希さんは几帳面な性格で手厳しい。


斗希が執事になるまでは、遊希さんが私の身の回りの世話をしてくれていた。


「・・・少し、休みますか?」


「はい」


「・・・斗希の夜伽の指南は順調に進んでますか?」


「え、あ///」



遊希さんは顔色一つ変えず、私に問いかけてきた。


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