執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「お嬢様…起きて下さい…」


「もう少し寝かせて~んんっ…」


私を起こす斗希の声を聞きながら私はギュッと抱き枕を抱き締める。
昨日…朝までパソコンを弄っていたのが…たたって、瞼が重くて開かない。


「困ります…お嬢様」
困惑気味の斗希の声。


斗希の声の調子で私は直ぐに彼の感情が手に取る様に分かる。



彼は私の2歳年上の幼なじみで幼い時から、この屋敷で一緒に暮らしていた。



そして今は私専属の執事。






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