執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「・・・俺はまどかには幸せになって欲しい。そしたら、俺も諦めがつく」




他人のモノにして、自分の心から岩木さんを存在をかき消そうとしていた。
裏を返せば、それだけ強く深く、岩木さんを愛してる。



彼は切ない色を宿した瞳を瞑った。


瞼を固く閉じる岩木先輩。

瞳の中に映り込む愛しい人を、必死に見ないようにしているみたいだった。



「・・・」



私と斗希。


岩木先輩たち。



どうすれば、互いの恋は上手くいくんだろう?


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