執事の恋人~召しませ。お嬢様~
店は開店した。



店内は予約席と一般席に分かれていた。



予約席も一般席も盛況。


カメリエーレと執事の仕事と似たトコはあった。
普段とは違う仕事モードの木佐さんはテキパキと給仕して、カッコよかった。



木佐さんを見つめる女性客の視線も熱い。



「この店では木佐、人気あるねんで」
俺の隣にやって来て、神咲さんが俺に耳打ちしてくれた。



「へぇーっ」


「お前もなかなか、初めてにしちゃあ…呑み込みは早いやん」



「ありがとうございます」





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