執事の恋人~召しませ。お嬢様~
「遊びとちゃうぞ!俺はちゃんと、結婚考えとんねん」


いきなり、そんなコト言われても…。



木佐さんは真顔で俺に宣言する。



「俺は別に反対はしません・・・」



「そうかぁー。それ聞いて、安心したわ。じゃあー仲良くしよか?斗希」



今まで、無愛想だった木佐さんがコロリと態度を変える。


俺の肩を抱き、友好的になった。


「よかったやん。木佐。お前の結婚ももうすぐ現実になるんかぁー」


「お前よりも先に結婚するつもりや。神咲」



イタリアレストランだけど、店内に飛び交うのは店に似合わない二人の大阪弁。

店の雰囲気に馴染むのにはもう少し、時間がかかりそう・・・









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