執事の恋人~召しませ。お嬢様~
二人で『誓約式』の時に交換したブレスを見つめ合った。





マリッジリングのように思えるスクールブレス。



健やかな時も病める時もーーー・・・
俺たちは共に幸福も苦しみも分かち合うコトを誓い合った。



目の前に見えるカモメの群れ。


遠い昔…二人で別荘で見た渡り鳥たちの群れと重なる。



冬になれば冬超でどこからもともなく、やってくる渡り鳥たち。



鳥たちの自由が羨ましい。



「ゴメン…」



手元のコーヒーよりも熱いモノが瞼の奥から溢れる。


「泣かないで…斗希」


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