ご主人様との甘い契約
翔貴とこの道を歩くの初めてかも。
「いつもここを通るの?」
「ん。学校の手前を曲がる。」
じゃあかなり道なりじゃん。
「じゃあ、これからも一緒に行く?」
私は提案した。
「・・・そのつもりだけど?」
・・・な~んだ。そうだったのか。
「山村?」
後ろから、聞き覚えのある声がした。
「真田・・・・。」
翔貴がいるし。
翔貴、何か真田に言うんじゃ・・・。
「・・・彼氏?」
そう思っていると、向こうが先に口を開いた。