割れた砂時計
エピローグ
私、聖城亜実。高校1年生です。
冬休みが終わり、今日から学校。
見かけました。
俊を。
私は、さけるようにしていたから。
その視線にはまったく気づきませんでした。
なんやかんや、
唯と一緒にいて日々をすごして。
あ、唯は、1月半ばから隼人先輩と付き合いだした。
告白されたみたいで。
うやらましいなあ、と思う。
利樹は俊といました。
でも、少しずつだけど。
私は俊と話せるようになってた。
がんばってる俊を見て、自分がしていることに胸が痛くなって。
何をしているかって―――――――――