闇を纏う(恋愛ミステリ)
「・・・これは?」

目の前の光景を見ながら、神崎は葉巻に火をつけた

― 倉庫内

杉本含め八人の男達が死んでいる

「わっ、わかりません!連絡を受けてから一時間しか経ってないのに!」
傍らの男が目を見開く

神崎は恰幅のよい体を揺らしながら倉庫内に入る
「どう思う海堂?」
30代くらいの白髪の男に尋ねる

実際にはもっと若いのかもしれないが、白髪の長い髪のせいで老けて見える
「相当のプロが付いていると見て間違いないでしょう」
なんだか楽しそうに海堂が答える
「一介の女子高生がプロを雇ったと?」
神崎が眉を潜める
「その辺の詳しい事はわかりませんが、見事な腕です。一人につき一撃で始末している」

海堂は、純の縛られていた椅子の後ろに倒れている杉本を見て
「人質を取った相手の眉間に一発。自分の腕に確かな自信もある様だ。やはりプロですよ」
腕を組み関心する

「誰だかわかるか?」
「この業界は狭い。いずれ情報も入ってくるでしょう」
海堂は楽しそうに微笑んだ

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