透明な水
病院からの帰り道、光ちゃんが寄る所があると、3階建のビルの前に車を止めた。


「付いてく?」

「1人で大丈夫だよ。ちょっと時間がかかるかも。電話するから。」

「分かった。」

光ちゃんは、このビルに何の用なんだろう?


雑居ビルには、コンビニやら、クリニックやら、会計事務所やらが入っていた。


私は、近くのファミレスに行った。

コーヒーを飲んでみたけど、美味しくなかった。
光ちゃんは、私のコーヒーを飲んでから、他のが飲めなくなったって言ってた。


窓から外を眺めた。

こんなにたくさんの人がいる中で、好きな人に出会えるなんて、奇跡だなぁと思った。
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