金髪執事と1つ屋根の下
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小鳥の囀りが聞こえてきそうなほどの暖かくて綺麗な朝。
あたしはリビングの扉の前で立ち尽くしていた。
「……………」
入れない。
リビングにいるよね……?まだ怒ってるのかな?
ご飯も作らないといけないし。
あたしは勇気を振り絞りリビングの扉を開ける。
ーガチャッ
リビングを見ると…誰もいない。
……起きてないの?
奥のキッチンへと足を進めると……
「……あ」
洗ったばかりでまだ水滴がついているお皿が置いてあった。